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Race Result
porsche 571hp 3.8L turbo
北米ポルシェモータースポーツ
 (PMNA)

Alwin Springerインタビュー・
 ある男の軌跡

Alwin Springerインタビュー・ある男の軌跡 8
E:ディエター・クェスターは素晴しいBMWドライバーでしたが、ポルシェ962にはスピードが出ず手こずっていました。何があったんですか。

S:あれもデイトナだったね。彼が運転席のドアを開け、僕が乗り込み、もちろんドイツ語で「調子はどう」と聞いた。「ターン5のインフィールドに差し掛かると、車が変な音を出すんだ」と言うから、「正確に言ってくれ、あのヘアピンか、他にもあったか?」と尋ねた(あのヘアピンはレーストラックで最も遅い場所で、エンジンrpmが極めて低くなる)。僕は周りの連中に「速度はどれくらいだ?」と聞くと、先頭より7秒遅れ!それで彼に「7秒も遅い、もっとスピードを出せ。エンジンのせいにするのは、もっと早く走れるようになってからにしてくれ!」と言ってやった。それでも、彼とはあれ以来ずっと友人だよ。

E:「オレはスターなんだぞ!」という態度のドライバーはいましたか。

S:昔ね、ボブ・ウォレックがそんな感じだった。僕は「気難しい屋」と呼んでた。ドライバーとしては最高だったが、難しい人間だった。朝「おはよう、ボブ、調子はどうだい?」と声をかけても返事もしない。こっちをにらみつけるんだ。無礼なやつさ。あるとき、向こうから「よう、アルウィン」と声をかけてきたんで、無視してやったら、追いかけてきて「オレが声をかけたんだぞ!」と言う。「それがどうした?」と言い返すと、「なんだと?オレは、おはようと言ったんだぞ」と息巻くんで、「いつだって、僕が挨拶しても返事もしないじゃないか」と言ったんだ。その日からとてもいい友人になれたよ。セブリングの自転車事故で亡くなったときには、本当につらかった。

E:トラックでは頭に来る要因がたくさんあるのに、あなたはいつも冷静です。何か秘訣は?

S:僕はドライバーにも誰に対しても、激怒したり大喧嘩したことは一度もない。秘訣は簡単さ。常に論理的に考え、感情的にならないこと。意見の相違があれば、相手を納得させる努力をする。同様に、相手の意見に納得できれば、僕はそれを受け入れる。それだけさ。そうすれば最終的に、当事者みんながいい関係を保てる。

E:親しい友人も亡くしてますよね。

S:ロルフ・シュトメレン、アル・ホルバート、ボブ・ウォレック、ボブ・エイキンだ。80年代初め、ロルフがANDIAL935チームに参加したとき、彼はすでに世界でも有名なドライバーだった。一緒に輝かしい成功物語を作ったよ。特に1981年、3週連続で500マイル・レースに連続優勝したことは忘れられない。不幸にも、1983年のリバーサイド・レースウェイで亡くなってしまった。アルとは、公私共に親友だった。1988年、オハイオ州コロンバスで志半ばで亡くなるまで、レースでも個人的にも本当にいい友人だった。僕は彼からたくさんのことを得たし、彼の思い出は生涯心に刻まれている。
ボブ・ウォレックとの友情は、さっき話した「朝の出来事」から始まった。一緒にレースで勝っただけでなく、楽しいこともあった。ボブ・エイキンとは70年代からの知り合いだ。ボブは最初、935‐962エンジンのメンテナンスを他の人に任せていたんだが、結局僕とやるようになった。固い信頼ができ成功につながった。長年の間に親友になっていたから、引退後が寂しいよ。
時間が経てば傷はいえると言うけれど、彼らを亡くしたことは今もつらい。

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