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Race Result porsche 571hp 3.8L turbo 北米ポルシェモータースポーツ (PMNA) Alwin Springerインタビュー・ ある男の軌跡 |
Alwin Springerインタビュー・ある男の軌跡 4
E:それは単に便宜上のことですか、それとも本質的に? S:もちろん本質的に、だよ!ちょっと、「プライベート・チーム」と「ファクトリー支援のプライベート・チーム」の違いを説明しよう。プライベート・チームというのは、すべての経費を自分たちで出さなければならない。その上でスポンサーに経費を少し出してもらえれば、と期待している。ファクトリー支援のプライベート・チームというのはファクトリーから、ドライバーも含め、ある程度の支援を得られる。でもチーム自体の経費や旅費などはすべて自前。それまでアレックス・ジョブはプライベートだったんで、プライベート用賞金を受ける資格があり、プライベート用ポイントを得ていたんだ。だけど、よく考えてみると、それではオービットやJ3など、ALMSに参戦している他のGTチームにフェアじゃない。ファクトリー支援のプライベート・チームになったアレックス・ジョブは、もうGTクラスの賞金には参戦しない。これで、AJRチームの成績に関わらず、どんなプライベートのGTチームも賞金獲得戦に挑戦できる。例えばの話、AJRチームがGTで1位と2位に入ったとしても、3位のチームが1位の賞金を得るというわけ。これは本当の意味のプライベート参戦者にとっていいことだから、他のメーカーも同様の方法を取ってもらいたいね。GTシリーズには毎回プライベート・チームに出てもらいたいし、出るべきだと僕たちは考えているんだ。 E:ポルシェのレースの10年後はどうなっていると思いますか。 S:10年後にはポルシェはまたスポーツカー・レースでトップに立っているさ。現時点では、ポルシェの経営陣がトップレベルのモータースポーツに参加するのに必要な巨額資金を捻出するのは難しい。確かに企業としては成功しているが、それでもトヨタやフォード、GM、アウディ−VW、BMW、メルセデスなどと比べると小さな会社だ。それなのに、そういう大企業と競争しなきゃならないんだよ!連中のレースにかける費用を知ってるかい?こっちは費用の面で極めて苦戦を強いられている。連中の土俵で勝てる方法を見つけなきゃね。まるで「ダビデとゴリアテ(訳注:聖書のダビデ王と巨人ゴリアテの戦い)」だよ。当社の経営陣がゴーサインを出してくれれば、白紙から戦略を考える。バイザッハに人材はいるし、外部にも熱心な支持者やファンがいるから、実現可能だと僕は思う。かつてはやれてたんだからね。ポルシェは長年、トップだったんだ。それが他社に追いつかれてしまった。 ブレッテル:僕が思うに、ポルシェでは特に若い経営陣が、またトップレベルのレースに再参戦したいと願っている。やらざるを得ない状況なんだ。僕に言わせれば、スポーツカー・レースこそ基本だ。製造部門に一番良い影響が出る。というのも、レースカーはロードカーの鏡だからね。だからレースにカネをかけるのは賢い戦略なんだ。F1やオープン・ホィールに参戦するのは意味がない。誰もその製品を見ることができないんだから。これは僕個人の見解だと断っておくが、ポルシェ・モータースポーツはトップレベルのスポーツカー・レースに再参戦すると思うね。これこそポルシェが受け継いできた輝かしい伝統であり、歴史であり、将来だということを、僕たちは充分理解している。他の何よりもこれが大事なんだ。顧客もそれを願っている。僕はそう感じるね。
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